むかし昔、あたしが今よりもちょとだけ可愛かった頃、研究所での仕事を想い出しました。あたしが偶然発見し、開発した材料を基に、テーマは大きく進展し、研究のレベルを超してしまったので、商品化の検討に入ることになりました。でもそのためには、会社に数00,000,000円の投資をしてもらわないといけない。そこで社長にお願いしに行ったときのこと。

社長に翌日説明する資料を、リーダーと研究所長が打ち合わせていた時、研究所長が、「この内容、誰が一番詳しい?」とリーダーに問いました。
リーダーは、「Caです。ただ、ちょっと危なっかしい面があります。やる気は一番なんですけど。」と答えてました。
すると研究所長はあたしを呼んで、
「Caさん、明日は本社に出てくれ。明日は、社長がわざわざ時間を作ってくれてるんだ。チャンスはもう二度とないかもしれないんだ。いいか、でもひょっとしたら、リーダーは帰りに交通事故で死ぬかもしれない。そうなっても社長にはCaさん、あなたが説明するんだぞ。もしリーダーが出てきたら、リーダーの側に座って、社長の質問にリーダーがつまったりしたら、答えを教えるんだ。テーマの最前線にいるあなたが一番詳しいんだからな。」
あの時はかなり緊張しました。「リーダー、死なないで〜!」ってね。
結局、ちゃんとリーダーは生きてて、本社に出て、社長に説明できました。いくつか社長の質問に対して迷うところがありましたが、あたしがデータや技術的予測を助言して、スムーズに説明は終わり、決済が下りました。
この一件はとても印象に残っていて、危機管理、バックアップの大切さを感じさせてくれた出来事でした。
最近ちょっと気がゆるんでる気がするから、こんなことを想い出したのかな?


