Caさんとオカシな仲間たちの美味しいエッセイ
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 お手柄って、なに?
2007年12月16日 (日) | 編集 |
 あたしは化学者で、色んな現象が起こる原因を調べています。使っている装置は、正直、最新鋭ではないのですが、良いところも悪いところも分かっているので、いろんな工夫をすることで、今まで見えなかったこととが見えたり、分からなかったことが分かったりします。あたしがする工夫は、数千円のあれば十分なのです。

 この前、社内の展示会で、数億円の装置でこんなことが分かったと、いばりながら発表していた人がいました。見せてもらうと、なるほど、今までよりも精度はいいですね~。でも、その結果は以前から分かってたことを、よりきれいに測れただけでした。発表者と話をすると、その装置のすばらしさを、恋人のことを話すように教えてくれたのですが、その人が、何か工夫をしたのかと言うと、その装置のボタンを押しているだけでした。

 それを聞いて、あたしは口に出しそうになった言葉をぐっと飲み込みました。
「お手柄は、装置なのね。」
これからその装置を使って、新たな発見をしていくのかもしれないけど、彼のしたことは、その装置を買ったことだけなんだものね。

 ずっと前、あるシェフが、
「この野菜が美味しいとか、お魚が美味しいとか言われても、嬉しくも何ともない。」
っておっしゃってました。

 なぜなら、
「野菜が美味しいのは、その野菜を作った農家の方のお手柄、お魚が美味しいのはそのお魚を釣った漁師さんのお手柄で、自分の手柄ではない。自分は、その美味しい食材を使って、その食材よりもはるかに美味しい料理を作るのが仕事なんだ。」
って。

 ちょっと思い出しちゃいました。
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コメント
この記事へのコメント
ああ、確かにそうですね。。。
何が自分の仕事なのか、ちゃんとわかってないと、きちんとした仕事はできないですよね。
たまには私もちょっと、自分のこと見直してみようかな。
2007/12/17(月) 00:05:37 | URL | naena #-[ 編集]
大事なのは何が自分の仕事なのか?をきちんと知っておく事だと思います。
そうでないと、何をすべきかが見えて来ないからなぁ。
機材の性能よりもそれを使いこなせるかどうかの方が遥かに重要だと思います。
このシェフさんの言葉、とても大事で含蓄のある言葉ですね。
私も丁度良い機会だし、色々と見直してみようっと♪
2007/12/17(月) 00:31:39 | URL | CESIA #mQop/nM.[ 編集]
あ~確かにそうかもしれないですね。
Caさんがおっしゃってはじめて気がつきました。
今まで私も普通に『野菜がおいしい』『お魚が美味しい』って言ってました・・・
言葉ってホント奥が深いですよね。
仕事でも何気なく言っていることが相手にとって悪く捕らえられてるかもしれないな・・・って思い返しました。
Caさんの記事読んで、今日からちょっと気をつけてみようって思いました!
2007/12/17(月) 07:28:35 | URL | chapi_h #QWVNUzcE[ 編集]
そうですね。
私もお料理をいただきながら味付けが美味しいと思っても、「この野菜美味しいね」と言ってました。
”野菜のうまみを引き出すような調理をしているシェフの腕に対して”感激した表現とは受け取られないんですね~。
言葉って難しい。

看護の現場も、医療機器の発達で毎日機械との格闘なの。
そのために延命率があがっているんですけどね。
手柄というのとは違うけれど、本来の看護師の仕事よりもプチドクター化を強いられているような気がしてちょっと不満な毎日だわ。
2007/12/17(月) 10:32:58 | URL | くるみ #K.8lH0lM[ 編集]
☆naenaさん、
説明してた人の態度が、あまりにえらそうで、
こんな装置もってるんだぞ、いいだろうってな感じだったんです。
導入したこと自体、成果だと思うんですけど、何がすごいか、今後どんな成果が出るのか?
夢と希望を見せてくれる説明だと良かったんですけどね。
一歩先まで考えて、仕事を極めるって、難しいけど、できるとかっこいいです。
そうなりたいものです。
2007/12/18(火) 00:55:54 | URL | Ca #MDMkRtpI[ 編集]
☆CESIA さん、
将来を含め、自分の仕事が分かった上で、話せばいいのだけど、ただ買っただけ?ってな感じだと、お金があって良かったですねとしかいえませんよね。

シェフの話を聞いたときには、ショックを受けました。
美味しい食材をそろえること自体、大変なのに、さらにその先を考えられているんですから。
でもシェフは、食材に美味しさをさらに加えていて、まるで最初からその食材が美味しかったように、食材の手柄のように見せてるところがにくいです。
2007/12/18(火) 00:59:00 | URL | Ca #MDMkRtpI[ 編集]
☆chapi_h さん、
『野菜がおいしい』『お魚が美味しい』と言っていいんです。
実際に美味しい食材をそろえること自体が、とても手間のかかることなのですから。
その美味しさをどれだけ引き出すかがシェフの腕の見せ所です。
話題のシェフは、
お客さんが、「こんなに美味しい野菜があったんですね?」って言っても、
「あるんですよ。ほんと美味しいですよね。」と、ニコニコ応えてくれます。
お客さんのペースに合わせることができるのが、プロの仕事なんです。
あの台詞は、むしろ他のシェフに対して言ったことみたいです。
2007/12/18(火) 01:01:21 | URL | Ca #MDMkRtpI[ 編集]
☆くるみさん、
いやいや大丈夫、プロのシェフは分かってますから。
自分が選んできた食材、それを調理した料理、どれを誉めてもらっても、嬉しいですし、分かっています。
シェフの言葉は、素材に頼りすぎるなって言う、他の料理人に対する戒めの意味も含まれています。

機器の進歩は目覚しいものがあるけど、それに慣れるのもしんどいですよね。性能も大事だけど、使いやすさというのも大きいです。
看護師さんの仕事は大変ですね。
あたしは何回か入院をしてるけど、看護士さんの優しさ、支えには、ドクター以上に感謝してます。
2007/12/18(火) 01:03:20 | URL | Ca #NxwAVjqs[ 編集]
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