そこまで、やられると・・・


 あたしが入社してずっと、新聞の切り抜きをしてました。あたしが研究所でやってた仕事は、当時最先端?技術で、プレス発表とかが盛んにされていて、それによって、情勢が大きく変わっていて、すごく重要だったのです。マイナーな業界新聞も含まれたりしててね。
 新聞記事でとても大事なのは、記事そのものだけでなく、出所(新聞名と発効日)。これがないとただの噂で、情報の価値は全くなくなっちゃいます。そのため、新聞を切り抜くときには、出所がわかるように切り抜いたり、手書きで出所を書いたりしてました。
20070728114012.jpg

 長く情報を集めていて、封筒の中に100件ぐらいの切抜きがたまって、整理されていなかったので、新しく来た派遣社員の女の子に、整理を頼むことにしました。頼んだポイントは、
・A4用紙に一記事を貼って、見やすくして欲しい。
・貼り方は、あなたのセンスに任せる。
・困ったことや分からないことがあったら聞きにきていいから。
でした。
 PM1時からはじめて、もらって、PM5時に行くと、もうできましたよと、ファイルを渡してもらいました。でも、中を見てあたしは俄然としてしまいました。
 あたしのイメージでは切り抜いた新聞をそのまま糊で貼り付けているのだったのに、縮小で一度コピーをとって、段組を組みなおしてA4に貼り直し、最後にもう一度コピーしてました。でも、一見きれいそうに見えるものの、文字は小さくなるし、コピーを繰り返してるので、文字は不鮮明になって見えずらくなってしまってました。
 そして決定的に不足しているのは、出所がない。
 聞くと、美しくないから、切り捨てたとのこと。それでは切り口の形なんかで復元できるかも?と思い、切り捨てたものはどこにあるの?と聞くと、新聞の切り抜き、作成途中でのコピーなんかも全てシュレッダーにかけたとのこと(ゴミ箱に捨てたんじゃなく。)。完璧です。
 あたしは呆然としてしまいました。もう元に戻すことができないの?新聞記事から出所を検索し直すことはできるかもしれないけど、それだと何日もかかるし、費用もかかる。それだけするの価値はないか。
 あたしは作ってもらったファイルがもはや噂話を集めたもので、資料性価値が全くなくなってしまったことを伝え、全部シュレッダーで破棄してもらいました。
 彼女は泣きながらシュレッダーにかけていましたが、一番泣きたいのは、あたしなんですよ。
 あたしの場合、自分の仕事に自信がないから、しつこいくらいに聞いたりするんですが、彼女の場合は、聞くのが嫌だったみたいです。
 色んな人がいるんだと、思い知らされた出来事でした。

| Caさんのオイシイもん!.エッセイ The Thirdホーム |

コメント

本当にいろんな人がいますよね。私も日々驚かされます。
普通は初めてやることっていちいち確認しながらやりますけど、
「普通こうやるでしょ?」って自分では常識だと思っていることを信じられない方法でやってくる人もいて、
でもその人はそれが常識だと思ってて、私を「おかしい」と思っているんだろうし、難しいですね。
1つ見本を作って見せるとか、「1つできたら見せて」と言うとか、
「これが大の大人に言うことか?」と思ってもやったほうが身のためですね。
相手が年下ならまだしも、年上にそれをやるのって結構気を遣いますけどね〜、しょうがない…

わたしもかも・・・!?

学生時代、あるシンクタンクのアルバイトで同じようなスクラップを作ってました。しかも英字新聞。あっはヽ(´Д`;)ノわからないわよ〜(>_<)
あの頃はコピーじゃなくてはさみでそのまま切り取ってスクラップブックに貼ってました。段組がうまく行かなくて、「これはこの記事の続きなの?」と思うようなところも、ところどころあったけど、とりあえず貼ってました。(~_~;) 
きっとCaさんと同じようにボスは感じていたのかも・・・。ウン10年前の話ですが、ごめんなさ〜〜〜〜〜い!
何も言われなかったってことはOKってことだったのかな?エッ?(*^m^*) ?

ああ、Caさんのがっかりの気持ち。なんかわかります。
わからないことはすぐ聞いてねって、何度言っても、聞いてくれる子と、そうじゃない子がいるんですよね。
で、また、問題がある子に限って、どうしようもないところまで来てからそれに気づくんです。
だからといって、べったりついててもあげられないし。
人に指示をしたり教えることって、むつかしいですよね、ほんとに。

☆ロコさん、

彼女に仕事を頼むのは初めてだったので、どんな仕事をするのか?見たくて、自由にさせてみたんですが、さすがにオリジナルをシュレッダーにかけられてるとは思いませんでした。
大幅やり直しになるだろうな〜と思ってたら、二度とやり直しもできない状態でした。

☆やっこさん、

いやいや、あたしは、糊で貼ってくれるだけで良かったんです。
ただ、貼り方で、その人の仕事ぶりが分かるんです。
彼女には、さらにワンランク上の資料の作り方を教えようと思ってたんですが、できませんでした。
やっこさんの仕事は、大丈夫だったんですよ。きっと。

☆naenaさん、

人って、失敗を経験して、それが身にしみると、どんどんうまくなってきます。
あたしなんて、数え上げたら、両手足を使っても足りないぐらいの失敗をしています。(かちょう〜、かかりちょ〜、ごめんなさい。)
正直、スクラップは、一度目を通したら、再びその記事が必要になるのは、3%ぐらいでしかありません。なので、失敗覚悟でやってもらったんですが、まさか再チャレンジができなくなる状態になるとは、思ってもみませんでした。
そこがあたしのミスでした。

私の仕事です

わー........もったいなかったですね。依頼された仕事の目的を理解していなかったのでしょうか?Caさんのがっくりぶりが目に浮かぶようです。
話はそれますが、私の仕事で一番重要なのがこのクリッピングという作業です。どれくらいマスコミさんに取り上げていただけたかの成果をクライアントへ報告して、評価される仕事なのです。ですから掲載された記事を1媒体でも見逃さないよう最新の注意をはらいます。それで常に媒体名、掲載日をリスト化しておいてから、クリッピングを作ります。
あー、もったいなかったですね(~_~;)

人それぞれですねぇ

仕事の仕方は人それぞれですよね。
失敗するのは仕方が無いにしても、再度トライ出来ないのは辛いですね。Caさんのがっかりした姿が哀愁を誘います。
私の職場の場合、聞かないと進める事が出来ないのに、丸々1日待って、私の帰宅前の22時位に質問してきた方がいらっしゃいました。
失敗しただけでは怒りませんが、反省・改善も無く同じ失敗を繰り返さない事が大事ですよね。
その派遣の人も、次からはきっと上手く仕事してくれるようになると良いですね♪
がっかりして気が抜けた分、美味しいものを食べて元気を出しましょう♪

☆オカモさん、

彼女は目的を理解してたんですが、自分がやったことが良かったかどうかを確認しなかったのが大きかったです。
クリッピング、たいへんそうですね。あたしの場合は、情報収集だから、抜けがあってもいいけど、オカモさんのお仕事は許されませんものね。
すごいです。

☆CESIAさん、

そう、失敗してもらって良かったんですけどね。
彼女なりに一生懸命だったんでしょうが、ゆっくりでもいいので、確認しながら仕事を進めて欲しかったです。
あたしと仕事することはこれ以降なかったのですが、このことが教訓になってくれたら良いんですけどね。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
http://casanno.blog103.fc2.com/tb.php/80-62db7219
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザーのみ)